やめて先輩、私の平穏返してよ!

ヘン

外の歓声が扉を抜け入ってきた。

その声で、いつの間にか眠っていたらしく起きた。


「…なんの歓声だろうー?」


ぼんやりと寝起きの頭で考える。


「あら、朱里さん起きた?」

「…はい。」


保健室の先生に声をかけられた。


「そう、今ねー、選抜リレーらしくて盛り上がってるのよ。」

「選抜…。」


やっぱり見れなかった。

惜しいなぁ。

じゃあこの歓声は…


「輝先輩…。」

「輝先輩?

…あー、透乃くんさっきここ寄ったわよ?」


…え?

今なんて…?


「え?

そうなんですか?」


先輩が?


「えぇ、そう言えば連れて来てくれたのも透乃くんだったわね?」

「あ、はい。」

「仲いいの?

学年違うのに珍しいわね。」

「…。」


仲いい…は、違う気が?

あれ、なんて言ったらいいんだろう?



私と、先輩の関係―


「あら、違った?

ごめんなさいね?」

「あ、いえ。」



なんて、話は終わり私はまだもう少し休むことになった。

でも、まだ引っ掛かる。



『仲いいの?』



改めて考えると、なんて言ったらいいんだろう?
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