御曹司社長は恋に臆病な契約妻を極上の愛で囲う
(悪霊なんていないよね?)
妙にぞわぞわする背筋を感じながら第一研究室の前に立った小夜莉は、扉の横のセキュリティロックにカードキーをかざそうとしてふと手を止める。
(え……ロックが解除されてる?)
各研究室に入るためのセキュリティロックは24時間作動しているはずだ。
何かがおかしい。恐る恐る取っ手に手をかけた小夜莉は、一旦息を深く吐いてから勇気を出してぐっと扉を押し開けた。
ガチャリという音を響かせながら開いた扉の奥をそっと覗き込むが、室内は真っ暗で何も見えない。
(と、とにかく、早くスマホを見つけなきゃ)
恐怖で縮こまりそうになりながら、予備灯を頼りにシーンとした室内をそろそろと進む。手探りで自分のデスクに触れると、小夜莉のスマートフォンは机の端に置いてあった。
「良かった! これでライトをつけて……」
ホッとした小夜莉が小さく声を出した瞬間――。
「誰だ!」
突然、耳元に低い声が響いて、誰かに腕をぐっと掴まれる。
「い、いやっ――」
あまりの恐怖にパニックになった小夜莉は、叫び声を上げジタバタともがいた後、いつの間にか意識をなくしていた。
妙にぞわぞわする背筋を感じながら第一研究室の前に立った小夜莉は、扉の横のセキュリティロックにカードキーをかざそうとしてふと手を止める。
(え……ロックが解除されてる?)
各研究室に入るためのセキュリティロックは24時間作動しているはずだ。
何かがおかしい。恐る恐る取っ手に手をかけた小夜莉は、一旦息を深く吐いてから勇気を出してぐっと扉を押し開けた。
ガチャリという音を響かせながら開いた扉の奥をそっと覗き込むが、室内は真っ暗で何も見えない。
(と、とにかく、早くスマホを見つけなきゃ)
恐怖で縮こまりそうになりながら、予備灯を頼りにシーンとした室内をそろそろと進む。手探りで自分のデスクに触れると、小夜莉のスマートフォンは机の端に置いてあった。
「良かった! これでライトをつけて……」
ホッとした小夜莉が小さく声を出した瞬間――。
「誰だ!」
突然、耳元に低い声が響いて、誰かに腕をぐっと掴まれる。
「い、いやっ――」
あまりの恐怖にパニックになった小夜莉は、叫び声を上げジタバタともがいた後、いつの間にか意識をなくしていた。