傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜



 それからしばらくして、彼女が会社でどんなふうに噂されているのかを知った。

 男性が苦手であること。
 そのため、企画部なのに男性営業とは一緒に客先へ向かわないこと。
 男性に対して怯えを通り越して睨まれることもあるということ。
 近づくなオーラが怖すぎて、いまではみんな避けていること。

 そんな話を耳にして、俺は本当にそうなのだろうかと疑問を抱く。

 確かに仕事で初めて絡んだとき、二人きりで別室に行くことは避けられたけれど。
 マンションのパーテーションを通してなら、彼女は滑らかに会話してくれる。
 無理して話を合わせてくれている可能性もゼロではないが、時折見せる笑顔に俺は癒された。

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