傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
「教えてくれた定食屋、美味しかったです。しかもかなり安くて」
「そうなんですね。今度、行ってみようかなぁ……」
SNSでオススメされるたびに気になってはいたけれど、なんだかんだ足を運べていない。
そもそも普段からあまり外食をする習慣がないのだ。仕事がある日でも自炊していて、それを苦だと思うこともない。
というのも、母が遅くまで働いていたこともあり、よく家族のために料理を作っていたのだ。
最初は家事を少しでも手伝いたいと思って始めたことだったけれど、今では料理が趣味になっている。
だけど、たまには誰かが作った物を食べたくなる日もあるわけで。
彼から、からあげ定食がよかったと聞いて、急にからあげが食べたくなってきた。
「その話を聞いていると、からあげが食べたくなってきました」
「俺もです。昨日、食べたのに」
昨日、盛大にお腹の虫が鳴ったことを思い出し、密かに笑っていると、彼がわかりやすく拗ねた。
「昨日のこと、思い出してますよね?」
「……ごめんなさい」
「ちょっとだけ、気にしてるのに」
恥ずかしいのか、ふいっと視線を逸らす彼を見て、これ以上は笑わないであげようと頬を引き締める。
彼はバツが悪そうにお腹を押さえると、昨日と同じように私に手を振った。
「そうなんですね。今度、行ってみようかなぁ……」
SNSでオススメされるたびに気になってはいたけれど、なんだかんだ足を運べていない。
そもそも普段からあまり外食をする習慣がないのだ。仕事がある日でも自炊していて、それを苦だと思うこともない。
というのも、母が遅くまで働いていたこともあり、よく家族のために料理を作っていたのだ。
最初は家事を少しでも手伝いたいと思って始めたことだったけれど、今では料理が趣味になっている。
だけど、たまには誰かが作った物を食べたくなる日もあるわけで。
彼から、からあげ定食がよかったと聞いて、急にからあげが食べたくなってきた。
「その話を聞いていると、からあげが食べたくなってきました」
「俺もです。昨日、食べたのに」
昨日、盛大にお腹の虫が鳴ったことを思い出し、密かに笑っていると、彼がわかりやすく拗ねた。
「昨日のこと、思い出してますよね?」
「……ごめんなさい」
「ちょっとだけ、気にしてるのに」
恥ずかしいのか、ふいっと視線を逸らす彼を見て、これ以上は笑わないであげようと頬を引き締める。
彼はバツが悪そうにお腹を押さえると、昨日と同じように私に手を振った。