傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
兄とやり取りをしていたメッセージアプリの画面を彼に見せる。
彼は画面を覗き込んで直近のやり取りに目を走らせると、にっこりと微笑んだ。
「いいよ。俺も葉月のお兄さんに会いたいし」
「本当にいいの……?」
あのお調子者の兄とまた顔を合わせることになるのだ。それに今回は兄の婚約者である彼女もいる。
兄の彼女とは何度か会ったことがあるけれど、兄には勿体ないくらいできた人で、落ち着いた雰囲気の人だった。
だから、そっちの心配はしていないのだけれど……。
「うん。いずれは挨拶することになるだろうしね」
そんなことをさらりと言って、私の頭を撫でる。
未来に対して期待を持たせるような発言にムズムズして、私は軽く内頬を噛んだ。
「それと、お兄さんのご友人がまた家に来ないようにもしないと」
「あっ……」
そう言われて剛人のことを思い出す。
あれから、剛人が家にやってくることはなかった。
家に来ても、すぐ隣に彼が住んでいるから分が悪いとでも思っているのだろう。だけど、いつまたやってくるかはわからない。
彼としては兄経由で牽制しておきたいというのが狙いらしい。
私もそれには賛成だった。
「じゃあ、透さんも行くって返しておくね」
「うんお願い」
彼は画面を覗き込んで直近のやり取りに目を走らせると、にっこりと微笑んだ。
「いいよ。俺も葉月のお兄さんに会いたいし」
「本当にいいの……?」
あのお調子者の兄とまた顔を合わせることになるのだ。それに今回は兄の婚約者である彼女もいる。
兄の彼女とは何度か会ったことがあるけれど、兄には勿体ないくらいできた人で、落ち着いた雰囲気の人だった。
だから、そっちの心配はしていないのだけれど……。
「うん。いずれは挨拶することになるだろうしね」
そんなことをさらりと言って、私の頭を撫でる。
未来に対して期待を持たせるような発言にムズムズして、私は軽く内頬を噛んだ。
「それと、お兄さんのご友人がまた家に来ないようにもしないと」
「あっ……」
そう言われて剛人のことを思い出す。
あれから、剛人が家にやってくることはなかった。
家に来ても、すぐ隣に彼が住んでいるから分が悪いとでも思っているのだろう。だけど、いつまたやってくるかはわからない。
彼としては兄経由で牽制しておきたいというのが狙いらしい。
私もそれには賛成だった。
「じゃあ、透さんも行くって返しておくね」
「うんお願い」