傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
大真面目に料理をして鍋底を焦がし、微妙な味になったカレーを口に運んでいる片瀬さんを想像して自然と口角が上がる。
カレーの話をしたからなのか、カレーに手を伸ばす彼に、私は「あっ」と声を上げた。
「もしカレーにするなら、お裾分けしましょうか……?」
「いいんですか……?」
「はい。いつも作りすぎてしまって。なかなか一人分を作るのって難しくて……」
余ったらカレーうどんにでもしてリメイクする予定だったけれど、それでも余らせてしまって、三日三晩カレーになってしまうことがある。
どうせ、一人でも二人でも作る分量は変わらないのだ。一食分なら問題ないですよ、と申し出たら、彼は嬉しそうに顔をほころばせた。
「それならお言葉に甘えて」
そう言って、彼がカレーに伸ばしかけていた手を引っ込める。
私は最後にサラダをカゴの中に入れると、セルフレジへ向かった。
彼もトンカツとサラダだけは買うようで、後ろからついてくる。
自分の番が回ってきたとき、彼はなぜか私からカゴを回収すると、さっさとセルフレジへ向かってしまった。
「ここは、俺に払わせてください」
「いえ、さすがにそれは……」
「ご馳走してもらうのに、何もしないわけにはいかないので」
カレーの話をしたからなのか、カレーに手を伸ばす彼に、私は「あっ」と声を上げた。
「もしカレーにするなら、お裾分けしましょうか……?」
「いいんですか……?」
「はい。いつも作りすぎてしまって。なかなか一人分を作るのって難しくて……」
余ったらカレーうどんにでもしてリメイクする予定だったけれど、それでも余らせてしまって、三日三晩カレーになってしまうことがある。
どうせ、一人でも二人でも作る分量は変わらないのだ。一食分なら問題ないですよ、と申し出たら、彼は嬉しそうに顔をほころばせた。
「それならお言葉に甘えて」
そう言って、彼がカレーに伸ばしかけていた手を引っ込める。
私は最後にサラダをカゴの中に入れると、セルフレジへ向かった。
彼もトンカツとサラダだけは買うようで、後ろからついてくる。
自分の番が回ってきたとき、彼はなぜか私からカゴを回収すると、さっさとセルフレジへ向かってしまった。
「ここは、俺に払わせてください」
「いえ、さすがにそれは……」
「ご馳走してもらうのに、何もしないわけにはいかないので」