傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
「おはよう、水嶋さん」
「お、おはようございます……」
なんで、と思わなくもないけれど、彼はたったいま初めて会いましたよと言わんばかりの笑顔で私に話しかけてくれる。
それを見ていた井上さんが、物凄い形相で私を睨んだ。
「お二人、挨拶するような仲でしたっけ?」
「この前、新規の案件で一緒になったから。資料作ってもらってからも、ちょくちょく連絡してるよ。あっ、そうだ片瀬さん。ちょうど先方から、新たな商品を提案してほしいってお願いされてて……。また相談させてください」
「は、はい。わかりました……」
自然な流れで私の隣に立ち、仕事の話をし始める彼に、私は井上さんのほうが心配になってしまう。
彼女は彼が営業部にやってきたときにかっこいいと言っていたし、仕事で接点があまりないからこそ、今日こうして勇気を振り絞って声を掛けたに違いないのに。
(片瀬さん、井上さんの視線に気付いて……!)
と、言いたいけれど、少し抜けてて鈍感な彼はなにも気付いていない。
それどころか、井上さんの存在を忘れて仕事の話をし続ける彼に、私のほうが胃がキリキリと痛くなった。
「お、おはようございます……」
なんで、と思わなくもないけれど、彼はたったいま初めて会いましたよと言わんばかりの笑顔で私に話しかけてくれる。
それを見ていた井上さんが、物凄い形相で私を睨んだ。
「お二人、挨拶するような仲でしたっけ?」
「この前、新規の案件で一緒になったから。資料作ってもらってからも、ちょくちょく連絡してるよ。あっ、そうだ片瀬さん。ちょうど先方から、新たな商品を提案してほしいってお願いされてて……。また相談させてください」
「は、はい。わかりました……」
自然な流れで私の隣に立ち、仕事の話をし始める彼に、私は井上さんのほうが心配になってしまう。
彼女は彼が営業部にやってきたときにかっこいいと言っていたし、仕事で接点があまりないからこそ、今日こうして勇気を振り絞って声を掛けたに違いないのに。
(片瀬さん、井上さんの視線に気付いて……!)
と、言いたいけれど、少し抜けてて鈍感な彼はなにも気付いていない。
それどころか、井上さんの存在を忘れて仕事の話をし続ける彼に、私のほうが胃がキリキリと痛くなった。