傷付いた心を癒すのは 〜男性が苦手な私の心を癒してくれたのはお隣さんでした〜
「……先輩、相変わらずですよね」
「なにが……?」
「男性に対しての態度ですよ。先輩、美人だって噂されてるくらいなのに、ぜーんぜん男性を寄せ付けないじゃないですか」
「……男性が苦手なだけだよ」
「だとしてもですよ。ま、先輩らしいと言えばらしいですけど。さっきのイケメン営業マンのこともスルーしてましたし……。先輩、とことん男性に興味ないですよね」
そう言われて、私は曖昧に笑みを零す。否定も肯定もできなかったからだ。
別に男性に興味がないわけではない。
本当は恋だってしてみたい。
ただ、体が拒絶するから近づけないだけで……。
「私はそういう先輩も格好良くて好きですよ! 高嶺の花、みたいな感じがして。あ、私いま手が空いてるんで、この見積りチェックしておきますー」
井上さんが愛嬌のある笑みを浮かべて、私の机に置かれた見積もりを回収していく。
私は、先ほど朝礼で挨拶をしていた男性社員を視界の端に追いやると、極力関わりを持たないようにしようと決めて目の前の仕事に向かった。
「なにが……?」
「男性に対しての態度ですよ。先輩、美人だって噂されてるくらいなのに、ぜーんぜん男性を寄せ付けないじゃないですか」
「……男性が苦手なだけだよ」
「だとしてもですよ。ま、先輩らしいと言えばらしいですけど。さっきのイケメン営業マンのこともスルーしてましたし……。先輩、とことん男性に興味ないですよね」
そう言われて、私は曖昧に笑みを零す。否定も肯定もできなかったからだ。
別に男性に興味がないわけではない。
本当は恋だってしてみたい。
ただ、体が拒絶するから近づけないだけで……。
「私はそういう先輩も格好良くて好きですよ! 高嶺の花、みたいな感じがして。あ、私いま手が空いてるんで、この見積りチェックしておきますー」
井上さんが愛嬌のある笑みを浮かべて、私の机に置かれた見積もりを回収していく。
私は、先ほど朝礼で挨拶をしていた男性社員を視界の端に追いやると、極力関わりを持たないようにしようと決めて目の前の仕事に向かった。