クソ真面目なアイドルに、幼なじみの一途が重症です。
「…じゃあ、どうしたらよかったの」

叱られてる事が悲しくて、
そして暁に言われた事もごもっともで、
でも、接客中だからと我慢していた分、少し悔しくて。
私は下唇をぐっと噛んで、俯いていた。

すると

「…ごめん、言いすぎた」

私の様子をみてか、伸ばされた手が私の頭を優しく撫でて、暁が謝ってきた。

…何だかんだで、やっぱり暁は私に優しい。


「…ううん。私もごめんね。暁が入ってきてくれたから、助かったよ」

「ありがとう」と続けて、にっと笑うと、暁もフッと笑ってくれた。


「あーら、あんた達、店先でイチャイチャしないの!」
「仲がいいのはいいけど、今仕事中な!」

別店舗の手伝いに出ていた暁のママとパパが戻ってきて、ニヤニヤしながら冷やかしてくる。


「「してないからっ!」」

思わず出た言葉が暁と被ってしまい、綺麗にハモった。

「あはははは、本当に仲良しね〜」

そして2人に笑われる始末。…恥ずか死にそう。

でも暁と目が合うと、何だかおかしくなってきて、一緒に笑いあった。
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