黒い羊と無菌狂
<翌月>

高熱がおさまってから、何だか視界が濁って見える。

それでも時間は待ってくれない。

間もなく、就職がほぼ決まっている企業のインターンシップが始まった。

マユ
『よかった…ワク〇ンのことで内定取り消しにならなくて…。』

それは立派な違法だが、この時の私はそれくらい不安と不信感でいっぱいだった。

業務研修に集中して切り替えようと思ったが、

マユ
『うーん…教わる内容…ほんとに仕事で使うのかな…?』

研修内容は、実際の仕事と関係ないことばかり。

他部署の同期たちに聞くと、仕事で使うことを教わっているらしい。

マユ
(仕事が始まったら…私だけ出遅れちゃうんじゃ…?)

不安で研修内容が頭に入ってこなかったが、先輩社員が気になることを言っていた。

社員
『街中で紅い光を見たら、なるべく近づかないようにね。』
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