黒い羊と無菌狂
マユ
『そんなの…私だって気づいてる…!本当に恐ろしいのはウィルスじゃない…1番恐ろしいのは…。』

ミオネ
「ニンゲンの”群れの異分子をいじめたい本能”…でしょ?」

マユ
『…うん…。』

ミオネ
「…やっぱり…マユは優しいね。」

マユ
『どこがよ…大衆の煽動に逆らえずに幼馴染を消そうとしてる私が…?!』

ミオネ
「…その葛藤に逆らって、最後の最後まで私を消そうか”迷ってくれた”ところ。」

マユ
『………?!』

ポロ、ポロ、

カチャリ…!

マユ
『ごめん…私、もう戻れない…頭の中の”ワ○チン未接種者を消せ”って声に逆らえない…!』

ミオネ
「それでいいよ…ありがとマユ。最期に思い出の丘で過ごせて幸せ…。」

いつの間にか、丘に紫のスモークが充満していた。

チカッ、チカッ、

紅い光が、絶え間なく私を捕らえ続けた。

マユの指が引き金にかかり、ゆっくりと力が込められ…。
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