再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
酔っている影響なのか、テツはぼんやりと天井を見つめていた。
しばらくして、彼の右手がネクタイに伸びる。

「テツ、起きてる? ネクタイ外そうか? ワイシャツも脱ぐ?」

声をかけると、「んー」と曖昧な返事が返ってきた。
ちゃんと聞こえているのかな。

「ネクタイ外して、服も脱がせるからね」

そう声をかけてから、ネクタイの結び目を緩める。
ワイシャツのボタンに手をかけ、すべて外したところで気づく。
このままじゃ、脱がせにくい。

「ねぇ、テツ。ちょっと体浮かせれる?」

「……」

問いかけてみたけど、無反応だった。
肩を揺らしてみても、ほとんど動かない。
ボタンだけが中途半端に外された、残念な姿になってしまった。

それを見て笑っていたら、テツがゆっくりと体を起こす。
ぼんやりとした視線が私の方へ向いた。
笑っていたのが、バレたんだろうか。
誤魔化すように咳払いする。

「水でも飲む?」

次の瞬間、ぐいと腕を引かれ、気がつけば唇が重なっていた。

「っ……」

突然のことに、頭が真っ白になる。
離れようとしても、腰に回された腕がびくともしない。

すぐさま唇をこじあけ、口内に滑り込んできた熱い舌はアルコールの匂いがする。
逃げる間もなく絡め取られた舌を吸い上げられた。
上顎を舐められ、軽く噛まれた舌先が痺れるように甘く疼く。

角度を変えるたびに深くなる口づけは、アルコールの香りと混じり合い、私の思考まで酔わせてくる。
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