再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
素直に気持ちを伝える
昼休憩から戻ると、受話器のところに付箋が貼られていた。
【会議室でカミムラ商事の方三人と副社長が打ち合わせ中。コーヒーは出してるので、あとはよろしくね。野々山】
会議室のドアを見ると、『使用中』になっている。
総務の野々山美香さんが来客対応してくれたらしい。
しばらくして会議室のドアが開き、数人がぞろぞろと部屋から出てきた。
私は手を止めてそちらを見ると、ひとりの男性と目が合った。
一瞬、どこかで見たことのある顔だなと思ったけど、すぐには思い出せない。
「あれ? 惣菜屋さんの……」
男性が小さく呟く。
「上村社長、どうかしましたか?」
すぐ隣を歩いていた副社長が、不思議そうにその男性に声をかけた。
上村……社長?
失礼にならない程度に、改めて男性の顔を見る。
少し白髪の混じった髪は綺麗に整えられ、上質なスーツを品よく着こなし、落ち着いた雰囲気があった。
その顔を見つめているうちに、ぼんやりと思い出してきた。
確か、以前おじさんの店で働いていたときに、弁当とか惣菜をよく買いに来ていた人だ。
「いえ、あの女性を見たことがある気がしまして」
「夏木さんをですか?」
副社長が驚いたように私を見る。
【会議室でカミムラ商事の方三人と副社長が打ち合わせ中。コーヒーは出してるので、あとはよろしくね。野々山】
会議室のドアを見ると、『使用中』になっている。
総務の野々山美香さんが来客対応してくれたらしい。
しばらくして会議室のドアが開き、数人がぞろぞろと部屋から出てきた。
私は手を止めてそちらを見ると、ひとりの男性と目が合った。
一瞬、どこかで見たことのある顔だなと思ったけど、すぐには思い出せない。
「あれ? 惣菜屋さんの……」
男性が小さく呟く。
「上村社長、どうかしましたか?」
すぐ隣を歩いていた副社長が、不思議そうにその男性に声をかけた。
上村……社長?
失礼にならない程度に、改めて男性の顔を見る。
少し白髪の混じった髪は綺麗に整えられ、上質なスーツを品よく着こなし、落ち着いた雰囲気があった。
その顔を見つめているうちに、ぼんやりと思い出してきた。
確か、以前おじさんの店で働いていたときに、弁当とか惣菜をよく買いに来ていた人だ。
「いえ、あの女性を見たことがある気がしまして」
「夏木さんをですか?」
副社長が驚いたように私を見る。