再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
「今の、俺の空耳じゃないよな?」
テツは信じられないというような表情でボソリと言う。
せっかく勇気を出して伝えたのに、空耳扱いしないでほしい。
まぁ、あんな雑な告白もどうかと思うけど、私なりに精一杯頑張ったつもりだ。
「テツが空耳って言うなら、そうかもね」
少し拗ねたように言って立ち上がろうとした瞬間、腕をグイッと引かれた。
バランスを崩して、そのままテツの膝の上に跨がるような形になっていた。
「ごめん。まさか、美桜が好きって言ってくれるとは思ってなかったから驚いたんだ」
テツは照れたように笑う。
「ヤバイ、めちゃくちゃ嬉しい」
ぎゅっと強く抱きしめられる。
全身から嬉しさが伝わってきて、胸がいっぱいになった。
しばらくして、テツは少し体を離し、真剣な眼差しを向けてくる。
「改めて言うよ。美桜、好きだ。俺と付き合ってくれますか?」
ストレートな告白に心が震える。
「……はい」
私の返事を聞いた瞬間、テツの表情が緩む。
「やっと……想いが通じた」
そう呟いて、私を愛おしそうに見つめてきて心臓が高鳴った。
自然に顔が近づき、ゆっくりと唇が触れ合う。
離れたと思ったら、また重なって、何度も繰り返されるキスに吐息が漏れる。
「んっ……」
テツの指が後頭部に差し込まれ、逃げ場を塞ぐように引き寄せられた。
彼の舌が私の唇を割り、敏感な口内をなぞられて背中が粟立つ。
触れ合うたびに、体が甘く痺れていく。
ようやく通じ合った気持ちを確かめるように、その温もりに身を委ねていた。