再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
テーブルの上に会議資料を並べ、その横にペットボトルのお茶を置いていく。
うちの事務所では、会議のときはこのスタイルだ。
最初はコーヒーとかお茶を淹れるのかなと思っていたけど、事務員の手を煩わせないこと、残ったら持ち帰れるからという理由らしい。
最後の一本を置き終えたとき。
「あ、美桜」
開けっ放しにしていたドアから、テツが入ってきた。
恵利さんから、私たちのことをみんな気づいていると聞かされたばかりだ。
それもあり、なんだか落ち着かなくてそわそわしてしまう。
「なんかさぁ、会議室に美桜がひとりでいると、最初に会った日のことを思い出すな」
テツは会議室のドアを閉めると、手に持っていたタブレットをテーブルの上に置き、そのまま椅子に腰を下ろした。
彼も私と同じようなことを考えていたんだ――って、今はそれどころではない。
言っておかなきゃいけないことがあったので、資料を見ているテツに声をかけた。
「あのね、テツに話しておきたいことがあって」
「なんだ?」
資料から視線を上げて私を見る。
私は一瞬だけドアを気にしてから、テツのそばに歩み寄った。
「実はね、斉藤さんを見かけたの」
「……は? 斉藤ってあの男か?」
私は小さく頷いた。
さっきまで穏やかだったテツの表情が一気に険しくなる。
うちの事務所では、会議のときはこのスタイルだ。
最初はコーヒーとかお茶を淹れるのかなと思っていたけど、事務員の手を煩わせないこと、残ったら持ち帰れるからという理由らしい。
最後の一本を置き終えたとき。
「あ、美桜」
開けっ放しにしていたドアから、テツが入ってきた。
恵利さんから、私たちのことをみんな気づいていると聞かされたばかりだ。
それもあり、なんだか落ち着かなくてそわそわしてしまう。
「なんかさぁ、会議室に美桜がひとりでいると、最初に会った日のことを思い出すな」
テツは会議室のドアを閉めると、手に持っていたタブレットをテーブルの上に置き、そのまま椅子に腰を下ろした。
彼も私と同じようなことを考えていたんだ――って、今はそれどころではない。
言っておかなきゃいけないことがあったので、資料を見ているテツに声をかけた。
「あのね、テツに話しておきたいことがあって」
「なんだ?」
資料から視線を上げて私を見る。
私は一瞬だけドアを気にしてから、テツのそばに歩み寄った。
「実はね、斉藤さんを見かけたの」
「……は? 斉藤ってあの男か?」
私は小さく頷いた。
さっきまで穏やかだったテツの表情が一気に険しくなる。