再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
「万が一、あいつにここで美桜が働いているって知られても心配しなくていい。社長には腕のいい弁護士もついているし、海里の知り合いに警察官がいるという話を聞いたことがある。この二人に相談すれば、なんとかなると思う」

「そうなの?」

テツの言葉に顔を上げた。

「ああ」

弁護士に警察官、それは確かに心強いかもしれない。

社長も私の事情を知ってくれているし、なにかあったときに相談できる人がいると思うだけで、気持ちが全然違う。
なにもかも、テツのおかげで感謝しかない。

テツは抱きしめていた腕を緩めると、コツンと額を合わせてきた。
近い距離で視線がぶつかる。

「美桜は変に意識せず普通に生活すればいい。なにかあったらすぐに言えよ。俺が美桜を守るから」

真っ直ぐに向けられた瞳に、不謹慎にも胸が高鳴った。
テツは何度も、迷いなく私のことを『守る』と言ってくれる。
その言葉を聞くだけで、不思議と安心できた。
最近、テツが前よりもかっこよく見えて仕方ない。
顔が整っているのはもちろんだけど、何気ない言葉や仕草すべてが、私の気持ちを揺さぶってくる。
照れもなく『守る』とか『好きだ』とか言えてしまうところはズルいと思う。
蕩けるような優しい目で見られるたび、胸がキュンとしてしまう。

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