再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
喜んでくれるだろうか。
男の人にプレゼントを贈るなんて、これが初めてだった。
なにを選べばいいのか分からなくて、ネットの記事を読み漁ったり、さつきにも相談した。
一緒に住んでいるから、私が出かけたらすぐに分かってしまう。
だから、さつきと約束していると嘘をついて買いに行った。
少し罪悪感はあったけど、プレゼントぐらいは内緒で用意したかったんだ。
テツがお風呂から出てから渡そう。
喜んでくれますように。
そんなことを考えながら、プレゼントの箱を抱えて寝室へ向かった。
テツと付き合い初めてから、私は彼の寝室で一緒に眠るようになった。
もちろん、毎回抱き合っているわけではない。
ベッドに並んで横になり、他愛のない話をしたり、くだらないことで笑い合ったり。
どちらかが先に寝てしまって、会話が途切れてしまうこともある。
それでも、隣にテツの温もりを感じながら眠りにつくのが好きだった。
ベッドの端に座り、落ち着かない気持ちでテツを待つ。
しばらくして、Tシャツにハーフパンツ姿で彼が寝室へ入ってきた。
風呂上がりの髪から、シャンプーの香りがふわりと漂う。
私は小さく息を吐くと、手に持っていた箱をテツに差し出した。