再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
でも、聞かれたからには答えないわけにはいかなくて、私はおずおずと口を開いた。
「……桜って、私の名前に入ってるでしょ」
視線を落とし、指先を握る。
「それをテツが身につけてくれたら、ずっと一緒にいれるみたいな気がして……」
最後の方は、消え入りそうな声になっていた。
顔が熱くて、まともにテツの顔が見れない。
ちょっと変なことを言ってしまったかもしれないと不安になった瞬間、テツがふっと優しく笑った。
「ありがとう」
低く落ち着いた声に、胸の奥が温かくなる。
そっと抱き寄せられ、テツの体温に包まれた。
広い胸に頬を寄せると、規則正しい鼓動が聞こえてきて、安心感を覚える。
私は満たされた気持ちのまま、テツの背中に手を回した。
「美桜、愛してる。最高のプレゼントをありがとう」
甘く囁いたあと、テツは優しく唇を重ねてきた。
触れるだけだったキスは、少しずつ熱を帯び、深くなっていく。
真っ直ぐに想いを伝えてくれるたび、胸がいっぱいになる。
大切に触れてくれるその優しさに、本当に愛されているのだと実感していた。
甘いキスに、次第に理性が溶かされていく。
重なる体温が心地よく、離れたくないと強く思う。
触れ合うたびに、体の奥に熱が広がり、もうなにも考えられなくなった――。