再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
「はぁ? 俺がサボってるなら哲平もだろ。仕事中にイチャイチャするな」
「普通の会話をしただけで、別にイチャイチャなんてしてません」
淡々とした口調で話すテツに、副社長は眉をひそめる。
「ホント、生意気なのは大人になっても変わらないな」
「大きなお世話です」
二人のいつものやり取りが始まりかけたそのとき。
「はいはい、そこまで」
パン、と社長が手を叩いた瞬間、場の空気が一気に変わる。
「あんたたち二人は仲がいいんだか悪いんだか分からないわね。美桜ちゃんの仕事の邪魔だから、さっさと持ち場に戻りなさい」
軽く笑いながらも、有無を言わせない声に副社長は肩をすくめて自席へ戻っていく。
気づけば、社長は『美桜ちゃん』と名前で呼んでくれるようになっていた。
距離が近くなった感じがして、些細なことだけど嬉しかった。
私は気持ちを切り替え、パソコンに向き直る。
弁当のメニューは印刷して副社長に渡せばいいか、そう思ったとき。
「美桜、またあとで連絡する」
耳元で囁かれた声にドキッとした。
驚いて振り向くと、テツは何事もなかったかのように背を向けて歩き出している。
本当に油断も隙もない。
私はその後ろ姿を見送りながら、熱くなった頬を落ち着かせるように息を吐いた。
ふと、頼まれていた片付けがまだだったことを思い出す。
テツたちとのやり取りで、すっかり頭から抜け落ちていた。
椅子から立ち上がり、会議室へ向かった。
「普通の会話をしただけで、別にイチャイチャなんてしてません」
淡々とした口調で話すテツに、副社長は眉をひそめる。
「ホント、生意気なのは大人になっても変わらないな」
「大きなお世話です」
二人のいつものやり取りが始まりかけたそのとき。
「はいはい、そこまで」
パン、と社長が手を叩いた瞬間、場の空気が一気に変わる。
「あんたたち二人は仲がいいんだか悪いんだか分からないわね。美桜ちゃんの仕事の邪魔だから、さっさと持ち場に戻りなさい」
軽く笑いながらも、有無を言わせない声に副社長は肩をすくめて自席へ戻っていく。
気づけば、社長は『美桜ちゃん』と名前で呼んでくれるようになっていた。
距離が近くなった感じがして、些細なことだけど嬉しかった。
私は気持ちを切り替え、パソコンに向き直る。
弁当のメニューは印刷して副社長に渡せばいいか、そう思ったとき。
「美桜、またあとで連絡する」
耳元で囁かれた声にドキッとした。
驚いて振り向くと、テツは何事もなかったかのように背を向けて歩き出している。
本当に油断も隙もない。
私はその後ろ姿を見送りながら、熱くなった頬を落ち着かせるように息を吐いた。
ふと、頼まれていた片付けがまだだったことを思い出す。
テツたちとのやり取りで、すっかり頭から抜け落ちていた。
椅子から立ち上がり、会議室へ向かった。