再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
なんだか頭が重たい……。
ゆっくり瞼を開けると、見慣れない天井が視界に入った。
ほんやりとそれを眺めていたら、違和感に気づく。
ここはどこだろう。

私の部屋じゃない。
それに、ズキズキする頭の痛さは二日酔いだ。
痛む頭を押えつつ、どうしてこんなことになったのか考える。

昨日はテツと一緒にバーに行き、昔のことを謝ってもらったのは覚えている。
バーのお酒が美味しくて、何杯もおかわりした。
お酒代のことも考えて、テツの部屋で飲み直そうとか言った気がするけど……それから先の記憶が曖昧だ。

ふと規則正しい寝息が聞こえて、そちらに視線を向けた。
えっ?
一瞬、思考が止まる。

テツが無防備な顔で眠っていた。
驚いて体を起こした拍子に、布団が滑り落ちた。
その瞬間、なにも身に着けていない体があらわになる。
さっきから、肌に直接触れるシーツの感触に違和感はあった。

もしかして、テツと――?
いやいや、そんなはず……と思ったけれど、下腹部に鈍い痛みが残っていることに気づく。

周りを見回すと、ベッドの下に自分の服と下着が落ちているのが目に入る。
無造作に脱ぎ散らかされたそれらを見て、恥ずかしさがこみ上げた。
顔を覆いたくなるのを堪えながら、テツを起こさないようにベッドから降りようとしたとき。

「起きたのか」

低く掠れた声が耳に届いた。
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