再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛から逃げられない~
不安に駆られ、押し黙る。
そんな私を見て、テツはさらに言葉を重ねた。

「俺の知らないところで、美桜が危険な目に遭うのだけは本当に嫌なんだ。だから、俺の家に来て欲しい。美桜のこと、そばで守らせてくれ」

テツの想いがじわりと胸に響く。
でも、言われるまま頼ってもいいんだろうか。
戸惑いながらテツを見ると、ふっと表情を緩めて笑う。

「俺は美桜のことが好きだって言っただろ。好きな人を自分の手で守りたいと思うのは、当然のことだ。美桜は俺を利用すればいい」

「利用だなんて……」

そんな、失礼なこと出来るわけがない。
かといって、この状態でひとりでいるより、彼がいてくれた方が心強いのは確かだ。
でも、テツの家に行くというのは、同居ってことでしょ。

頭の中でグルグルと考えていたら、テツが意味深な笑みを浮かべた。

「俺たち、深い関係になってるのに、今さらなにを遠慮してるんだよ」

一瞬、言われた意味が分からなかった。
すぐに、あのときのことを思いだし、顔が熱くなる。

「俺だって、美桜と一緒にいれるのは願ったり叶ったりだしな。お互いに悪い話じゃないと思うけど」

「でも……」

言いかけたところで、テツが目の前で手を振った。

「あー、もう! いちいち考えすぎだって。俺と一緒に住むのは決定だから。はい、この話は終わり」

彼は強引に話を切り上げ、目の前のメロンソーダを一気に飲み干した。

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