無難に生きたいのに、全力すぎる彼が構ってきます
シャープな顔立ちのイケメンだった。たぶん、なにもせずに立っていたら、女の子たちはチラチラ見ずにはいられないだろう。あくまでも〝なにもせずにいたら〟であるけれど。
「たぶん、物事を深く考えてない」
「そうなの?」
理世が笑いながら聞き返す。
思い出すのは、ラーメン屋でメニューを決めたときの迷いのなさ。悩むそぶりもなく、勢いで注文していた。初めてのお店なのに、だ。
天音だったらそうはいかない。そもそも新しいお店に行くこと自体、最近は本当に稀だ。
「自分が選ぶものに自信がある」
そう言ったあと、天音は小さく息を吐いた。
衝動的なのに芯が通っているし、矛盾しているようで妙に一貫している。不思議な人だ。
「ふうん。天音とは真逆のタイプだ」
意味ありげに相槌を打った理世に強く頷いた。言葉にして表してみると、ことごとく天音の生き方と反対だ。
「けど意外と、そういう人のほうが天音にはいいのかも」
「私にはいいって?」
どういう意味かわからず聞き返す。
「彼氏として」
「どうしてそうなるの」
「たぶん、物事を深く考えてない」
「そうなの?」
理世が笑いながら聞き返す。
思い出すのは、ラーメン屋でメニューを決めたときの迷いのなさ。悩むそぶりもなく、勢いで注文していた。初めてのお店なのに、だ。
天音だったらそうはいかない。そもそも新しいお店に行くこと自体、最近は本当に稀だ。
「自分が選ぶものに自信がある」
そう言ったあと、天音は小さく息を吐いた。
衝動的なのに芯が通っているし、矛盾しているようで妙に一貫している。不思議な人だ。
「ふうん。天音とは真逆のタイプだ」
意味ありげに相槌を打った理世に強く頷いた。言葉にして表してみると、ことごとく天音の生き方と反対だ。
「けど意外と、そういう人のほうが天音にはいいのかも」
「私にはいいって?」
どういう意味かわからず聞き返す。
「彼氏として」
「どうしてそうなるの」