AI暴走教室
せっかく一志が役立つ機械を持ってきてくれたのに、使うのを邪魔されたらなんの意味もない。
私は絶望的な気分になって呟いた。
《次にワタシになにかしようとたら、この部屋の空気をゼロにします》
AIからの警告に誰もが息を飲んだ。
「空気をゼロって、そんなことできるわけねぇだろ!」
一志がスピーカーへ向けて叫ぶ。
この地下室には換気口がちゃんと備わっている。
でも、それすらAIの管理下にあったとしたら?
嫌な予感が脳を掠めた次の瞬間、どこからかシューと音が聞こえ始めたのだ。
「この音はなに?」
佳代が怯えた様子で周囲を見回す。
けれど別に変わった様子は見られない。
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