AI暴走教室
「知ってる? どれだけ科学が発達しても治せない病気がある。それは病気自体が日々変化を続けているから。人間がどれだけ頑張っても病気の方がずっと賢くて、強い」
佳代がコアを包み込んでいるアクリルの箱に触れてつぶやくように説明する。
「わたしにも夢があった。幼稚園の頃からずっとお父さんの職場に出入りしていたから、いつかここで一緒に働くんだって思ってた。だけどそれはできないの。わたしの体が病弱だから」
佳代は愛おしそうに巨大な機械を見つめる。
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