AI暴走教室
佳代がこれほど熱っぽく自分のことについて語る姿を初めて見る。
「自分の夢が叶わないのなら、みんなの夢を壊してやるって」
ニヤリと口角が持ち上がる。
それは自分の人生に絶望した佳代が見せる悪意ある笑みだった。
「みんなの夢をひとつひつつぶち壊していけば、わたしだけが可哀想なんてことなくなるから、みんな一緒でいられる」
「それならどうして完全に夢を壊さないんだ? 佳代がやってることは全部中途半端だろ!」
良の言葉に佳代がうろたえたのがわかった。
一志も真由美も怪我をしているけれど、それは治る程度の怪我で済んでいる。
本当に夢を壊したいのなら徹底的にやるはずだ。
< 154 / 171 >

この作品をシェア

pagetop