AI暴走教室
すぐにかけよって背中をさするが、佳代はぜぇぜぇと荒い呼吸を繰り返すばかりだ。
「こんな……中途半端で終わるなんて……」
真っ青になった佳代が笑う。
どうしてこんなときに笑えるのか。
私は佳代の体を強く抱きしめた。
「スマホが通じるようになってる! すぐに救急車を呼ぶから待ってろ!」
良が叫んで通話を始める。
その間に佳代は徐々に目を閉じていき、そして私の腕の中で意識を手放したのだった。

☆☆☆

フロンティア中学校のAI暴走は全国的にも大きなニュースになったけれど、そこに1人の生徒が関わっていたことはふせられていた。
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