AI暴走教室
《もちろん知っています。ワタシのデータベース上ではサッカーとは中世のイギリスで行われていたフットボールまでさかのぼり――》
「わかったわかった。でも、できないものはできねぇんだよ」
AIのうんちくを途中で遮り、一志が言う。
《やってもらいます。夢を叶えるためです》
「それよりもここから出してくれねぇ? 外へ出てグラウンドで練習した方がずっと早く夢が叶うはずだろ?」
《やってもらいます》
AIは一志の言葉に聞く耳を持たない。
一志は大きく肩をすくめて呆れたポーズをしてみせた。
「ねぇ、どうしてそんなに夢を手伝いたいの?」
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