AI暴走教室
その顔は真っ青で、座っているのに倒れてしまいそうに見える。
「行くぞ……」
一志が自分に言い聞かせるように呟いてボールを蹴る。
そのたびにぐあっ!うぅっ……と悲鳴が上がる。
気がつけばボールは廊下の半分以上を進んだ場所にあり、一志の足先は真っ赤に染まっていた。
上履きもソックスも通過してしまうほど出血しているのだ。
私はゴクリと唾を飲み込みそれを見つめることしかできない。
真由美はさっきから祈るように胸の前で指を組み、目には涙を溜めている。
その間にもボールはゆっくりゆっくりとゴールに進んでいく。
そして最後……「おりゃああ!!」
一志が掛け声と共にボールを力いっぱい蹴り上げた。
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