AI暴走教室
靴の上からだからどれくらいの怪我をしているのかわからないけれど、早く治療しないと大変なことになってしまうことだけはわかった。
《おめでとうございます。これで天野一志さんは少し夢に近づきました》
その声に私はスピーカーを睨みつけた。
「そんなのどうでもいいから、早く一志を手当して!!」
叫ぶと同時に廊下を封鎖していたシャッターが上がっていく。
「すぐに救急ロボットが来てくれるからね」
ボロボロと泣きながら真由美が言う。
しかし《救急ロボは参りません。ご自身で手当をしてください》と、冷たい声が聞こえてきた。
「足がこんな状態で動けるわけないわよ!」
真由美の言う通りだ。
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