AI暴走教室
だけどAIからの返事はないし、待ってみても救急ロボットが到着する様子はない。
このままここにいれば出血はどんどん増えていくばかりだ。
「俺……自分で保健室にいくから、大丈夫だから」
真由美を安心させるように言い、上半身を起こす。
それだけで怪我が痛むようで顔をしかめている。
「そんな足で動くなんて無茶だ! 保健室から使えそうなものを持ってくるから、ここで待っていてくれ」
良が早口で言い、走り出す。
その背中を見送った一志が再びその場に横になった。
さっきよりも顔色が悪い。
「俺がサッカー選手になりたいと思ったのはさ、小学校3年生の頃からなんだ」
荒い呼吸を繰り返しながら目を細める。
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