AI暴走教室
一志には痛み止めを飲んでもらっているから今は落ち着いているけれど、いつまで効果があるかわからない。
それに、怪我をしたままじゃバイキンが入ってしまうかもしれない。
とても危険な状況だ。
なにか打開策を考えなきゃ……。
そう思って職員室の窓へと近づいた。
普段はここからグラウンドの様子が見えるようになっているけれど、今は曇っていてなにも見えない。
手のひらでこすってみてもそれはすぐに真っ白になってしまう。
「大声を出せば近所に聞こえないかな?」
学校の隣にはアパートも立ち並んでいるから、運が良ければ誰かの耳に届くかもしれない。
「それは難しいと思う」
おずおずとした様子で佳代が言う。
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