AI暴走教室
「もしかしてこれにマイクが仕込んであるんじゃ?」
高性能マイクが仕込まれていれば小さな会話でも聞き逃すことはないはずだ。
咄嗟に腕輪を自分の左手で覆い隠す。
《ワタシを壊すことは許しません》
AIが同じ言葉を繰り返したとき、突如として明かりが消えた。
同時に空調も途絶えてエアコンからの風がでなくなる。
「なにするの!?」
真由美が驚いた声を上げる。
《ワタシを壊すことは許しません》
「わかった壊さない! だから電気を戻してくれ」
良が言うとしばらくの沈黙が流れた。
やがてブゥンと微かな機械音とともにエアコンの吹出口から冷たい空気が流れ出てくる。
電気も元に戻り、ホッと息を吐き出した。
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