AI暴走教室
「心配かけてごめん。でも俺が歩けなくなることはなさそうだな。心配なのは――」
一志がそこまで言ったときだった。
ジジッとスピーカーから音が聞こえてきて咄嗟に身構えた。
佳代が成功したから、次のミッションが始まるのだ。
次のターゲットになるのはおそらく私か真由美か良の誰かだ。
自然と緊張感が生まれて保健室の中の空気が張り詰めた。
《続いての夢をお手伝いさせていただきたいと思います》
AIの言葉使いは丁寧だ。
だからこそ余計に悪意を感じて、背中に冷たい汗が流れていくのを感じた。
誰もがかたずを飲んで次の言葉を待つ。
《中谷真由美さん》
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