AI暴走教室
「ありがとう。そこでね、沢山の人に見られて沢山の歓声をもらって、なんだか自分がすごいことをしたような気がしたの。でもそのときのシンデレラ役は私だけじゃなくて、他にふたりいたのよ。だから、歓声はその子たちにも向けられたものだたかもしれないのよね」
主人公を一人に決めない発表会は珍しくない。
真由美の通っていた幼稚園もそういうやり方をしていたみたいだ。
「それなのに私はそうは思わなかったのよ。全部私に向けられていると思った。それに家に戻ってからも両親がすごく褒めてくれて、本当に嬉しかったのよ」
「それじゃ最初は女優さんを目指していたの?」
聞くと真由美は照れくさそうに笑って頷いた。
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