僕の父親はコックリさん
 あのあと正雄は2度も油揚げのみをお変わりしにいって、学食のおばちゃんたちにきゃあきゃあ騒がれていた。自分が同じことをしたら怪訝そうな顔をされるだけだろうなと妖は内心感じている。イケメンはそれだけで随分と得をしているように思う。
「はぁ、食った食った!」
 空腹の大半を油揚げで満たした正雄はまさに満たされた表情を浮かべて膨らんだ腹っらをさすっている。
「次の講義は?」
「午後からはひとまず開いてる」
「いいな。昼飯食べてすぐの講義は地獄だぞ」
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