僕の父親はコックリさん
 正雄と別れた妖は次の講義室へ向かうまでに洸平へ連絡を入れた。必死にレポートを作成している洸平は最初文句を言ってきていたけれど、さっきの正雄の様子を説明するとすぐに真剣な声色に変わった。
『それ、本当に正雄なのか?』
「わからない。見た目は正雄だけれど、別人みたいだった」
『わかった。それならできるだけ正雄から目を離さないようにしておくか』
「目を離さないって、どうやって?」
 それそれに講義があるので、さすがに四六時中一緒にいることはできない。今も正雄はひとりで編集作業へ向かってしまった。
『今日はふたりで正雄の家に泊まろうぜ』
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