僕の父親はコックリさん
 家といっても大学生の独り暮らしのアパートだ。狭い部屋に男三人で寝るのかと思うとぞっとする。家といって今の状態の正雄を放っておくこともできない。妖はしばらく考えた結果「わかったよ」とため息交じりの返事をしたのだった。

 妖と正雄と洸平の講義が終わったのは夕方四時ころだった。普段から講義後は編集業を行っているので、作業室へ向かうと正雄が待っていた。
「今日は随分と進んだぞ」
 正雄はふたりへ向けて嬉しそうにパソコン画面を見せる。午後からの講義がなかったため、作業が捗ったみたいだ。
「サンキュ。これなら慌てて次の作業に取り掛かる必要はなさそうだな」
 画面を確認して洸平が言う。
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