僕の父親はコックリさん
「後の作業は克彦に任せよう。あいつ最近花子ちゃんにつきまといまくってて全然手伝わないだろ。たまにはひとりでやらせればいいんだ」
 洸平が渋面を作って言うと、正雄はようやく納得したように頷いた。克彦には悪いけれど、今回は犠牲になってもらうしかなさそうだ。
 そう思っていたタイミングで部屋のドアが勢いよく開いた。普段ならノックくらいするものだけれど大慌てで入ってきた克彦はノックのことなんてすっかり忘れていたようだ。
「ごめん! 今日はちゃんと手伝うから!」 
 額に汗をにじませているところを見ると、洸平を見て怯えた表情になる。今日の作業を手伝わないとどうなるのか、とか脅されたに違いない。
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