僕の父親はコックリさん
 正雄の部屋にやってくる前にひとりで買い物にでかけた妖は、念の為にキツネの天敵であるオオカミの尿の匂いがするウルフ尿を購入していたのだ。
 まさか本当に出番がくるとは思っていなかったが、買っておいて正解だった。
「そんなものを嫌うなんて、よく知ってたな」
 洸平が鼻をつまんで関心んしたように言う。
 結構な了をふりかけてしまったので、部屋の中は異臭が立ち込めている。
「克彦の件があってから、キツネについて色々と調べたんだ。昔から色々と伝説めいたものがあるキツネだって、元々は俺たちと同じ生き物だ。なにか弱点があると思って」
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