僕の父親はコックリさん
 正雄はついガッツリ系のラーメンを手に取ってしまい、慌てて棚に戻していた。もう今が何時なのか、朝ごはんなのか晩ごはんなのかもわからなくなってきている。
「いつも素敵なピアスですね!」
 ぼんやりとした頭で全員分の会計を済ませようとしていた洸平は不意をくらって目をパチクリさせた。
 声を掛けてきてくれたのはコンビニの男性店員で、年齢は洸平たちと変わらないくらいに見える。
「それ、水晶ですか?」
 更に訊ねられてようやく自分が身につけているピアスが褒められているのだと気がついた。
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