僕の父親はコックリさん
 そうなったときに母親がなんと言い出すが、妖は今から予想がつきそうだった。
 丘の上へと続くアプローチをとろとろと歩き、玄関先で立ち止まる。玄関前ではすでに七人の小人の置物が出迎えてくれている。
 妖が玄関チャイムを鳴らすとすぐに家の奥から足音が聞こえてきて鍵が開かれる。
「あら、こんにちは」
 出てきた母親は妖よりも頭一つ分ちいさくて、華奢な人だった。栗色の髪の毛は肩口で内巻きにふわりと巻かれていて、淡いピンク色のエプロンがよく似合う。中年女性というには少女といった印象だ。
「こんにちは。大学では妖くんにお世話になっています。八木洸平といいます」
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