僕の父親はコックリさん
 薄紫色のじきとつの上に中啓をつけ、下は白い切袴だ。その姿で結構俊敏な動きができるのだからすごいと素直に称賛できる。
「こんにちは。新しいお守りをありがとうございます」
 丁寧に礼を言って首に下げているお守りを見せる。
「いやいや。君のお父さんとは仲良くさせてもらってるからね」
 ニコニコと目尻に笑いジワを寄せて答えるその姿は人懐っこくて温かい。妖はこのひとの笑顔を見る度に心が和む。
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