僕の父親はコックリさん
「でも、ふたつもいただくなんてできません」
黒羽は妖のためにお守りを作っても初穂料を取ったりはしない。正月などでひとつ千円くらいするものを、いつも無償でくれているのだ。
「それなら、こっちの友達にあげてください」
黒羽の視線が洸平へ向かう。
黒羽は洸平を見ても表情ひとつ変えないが、すでになにかを察しているように全身から流れ出ている空気が変化した。
「俺はいらない」
妖がお守りを差し出す暇もなく洸平が早口に断りを入れる。さっきから落ち着きなく足踏みをしたり、周囲を見回したりを繰り返している。
「用事が終わったなら早く行こうぜ」
黒羽は妖のためにお守りを作っても初穂料を取ったりはしない。正月などでひとつ千円くらいするものを、いつも無償でくれているのだ。
「それなら、こっちの友達にあげてください」
黒羽の視線が洸平へ向かう。
黒羽は洸平を見ても表情ひとつ変えないが、すでになにかを察しているように全身から流れ出ている空気が変化した。
「俺はいらない」
妖がお守りを差し出す暇もなく洸平が早口に断りを入れる。さっきから落ち着きなく足踏みをしたり、周囲を見回したりを繰り返している。
「用事が終わったなら早く行こうぜ」