僕の父親はコックリさん
「あまりよくないキツネがついてるね。どこで拾ってきたんですか?」
 右膝を地面について浩平へ語りかける。しかし浩平は「やめろ!」「離せ!」を連呼するばかりでまともな答えが返ってこない。
「夏休み中のホラースポットへ行ったそうです」
 妖が代わりに説明をはじめると黒羽は指を顎にあてて考え込み始めた。
「なるほど事情はよくわかりました。普段は妖くんが同行しているから低級霊が逃げていたんですね」
「はい」
 浩平たちがこうなってしまった原因の一反は自分にもある。妖はそう思って顔を伏せた。
「妖くんが落ち込むことはありません。それに取り憑いているのは低級霊だから、それほど問題もないでしょう」
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