僕の父親はコックリさん
 黒羽に拒絶されたショックで頭の中でグルグルと思考回路が周り、声には出てこない。妖はただジッと黒羽を見つめて次の言葉を待っていた。
「問題なのは有名なホラースポットで連れ戻ってきてしまったという点ですね。妖くんの友達がこうして取り憑かれたということは、他の人たちが同じように取り憑かれてしまうかもしれない」
 その言葉にホッと胸をなでおろす。黒羽は決して浩平を見放したわけではなかったのだ。
「どうすればいいんですか?」
「ここでどうこうするのではなく、実際に現場へ行って問題を解決するほうがいいでしょうね」
 そこまで言うと黒羽は立ち上がる。
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