僕の父親はコックリさん
 悪いふたりではないのだけれえど、調子に乗り出すと少しだけ厄介だ。占い結果と評して彼女の好きな人を適当にでっち上げたり、彼女のテストの点数を晒したりしはじめるかもしれない。そしてそうなったとき、彼女はただひきつった笑みを浮かべて我慢するしかない。
 香はしばらくその場で逡巡したけれど、やがて諦めたため息を吐き出した。今日の夕飯は簡単におそうめんにしよう。心の中でそう決めて、机へと移動したのだった。

 
「よし、じゃあやろうか」
 予め用意されていた椅子に香が座ったことで陽子がパンッとひとつ手を打った。
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