僕の父親はコックリさん
心配そうな声に妖はまばたきをして力を抜いた。志門の視線は妖の足元へ向かっている。足首からの出血はすでに止まっていて、傷口は深くなさそうだ。
「俺は大丈夫」
「そうか、それならよかった。お前たちが来たのは気配と匂いでわかったんだ。妖の友達がキツネに取り憑かれていることも」
だから咄嗟に危険を察知して声をあげたのだと言う。さすが、本物の妖怪は力が違う。だけどそんなことを感心している場合ではなかった。
「一体どうしてこんなことになったんですか?」
数珠を握りしめた黒羽が周囲を警戒しながら聞いた。
志門はひとつ大きく息をして、事の経緯を話始めたのだった。
「俺は大丈夫」
「そうか、それならよかった。お前たちが来たのは気配と匂いでわかったんだ。妖の友達がキツネに取り憑かれていることも」
だから咄嗟に危険を察知して声をあげたのだと言う。さすが、本物の妖怪は力が違う。だけどそんなことを感心している場合ではなかった。
「一体どうしてこんなことになったんですか?」
数珠を握りしめた黒羽が周囲を警戒しながら聞いた。
志門はひとつ大きく息をして、事の経緯を話始めたのだった。