僕の父親はコックリさん
志門へと向き直りいつもどおり「怪!」と口にしようとした瞬間、頭上からめりめりと音がして見上げた。
パラパラと木片が落ちてきたかと思うと、崩れかけた天井の隙間から数体のキツネが本殿へと入り込んで来るのが見えた。キツネたちは見えない階段を駆け下りてくるように地面へと着地していく。
「なんだこいつら」
妖は思わず後ずさりをして警戒する。
「これが、この寺にいるキツネたちです」
黒羽が妖の前に出て数珠を構えた。
降りてきたのは五匹のキツネで、一様に真っ赤な目を光らせている。牙をむき出しにして威嚇しているのは、御神体である志門を奪われようとしているからだろう。
パラパラと木片が落ちてきたかと思うと、崩れかけた天井の隙間から数体のキツネが本殿へと入り込んで来るのが見えた。キツネたちは見えない階段を駆け下りてくるように地面へと着地していく。
「なんだこいつら」
妖は思わず後ずさりをして警戒する。
「これが、この寺にいるキツネたちです」
黒羽が妖の前に出て数珠を構えた。
降りてきたのは五匹のキツネで、一様に真っ赤な目を光らせている。牙をむき出しにして威嚇しているのは、御神体である志門を奪われようとしているからだろう。