僕の父親はコックリさん
そう言って笑い始める父親を妖は涙目で見上げる。狸の妖怪に気に入られるなんてまっぴらだ。妖はこういうものたちに何度も怖い目に遭わされてきたし、見えない人たちからは妙な子だと噂されてきた。
「おや、この狸足を怪我してるみたいだな」
狸と妖を交互に見ていた父親が、狸が足を引きずっていることに気がついた。妖を自分から引き離して狸の前に膝をつく。
そしてひとことふたこと言葉をかわした。
母親はその様子を穏やかな表情で見守っている。母親に妖怪を見る力はないけれど、なにかがいることはわかっているみたいだ。
やがて父親は家から救急箱を持ってきて、狸を玄関先の階段に座らせた。
「おや、この狸足を怪我してるみたいだな」
狸と妖を交互に見ていた父親が、狸が足を引きずっていることに気がついた。妖を自分から引き離して狸の前に膝をつく。
そしてひとことふたこと言葉をかわした。
母親はその様子を穏やかな表情で見守っている。母親に妖怪を見る力はないけれど、なにかがいることはわかっているみたいだ。
やがて父親は家から救急箱を持ってきて、狸を玄関先の階段に座らせた。