僕の父親はコックリさん
 ふとなにか思いつくことがあったのか洸平が作業の手を止めた。
「逆?」
 普通は彼女ができればそちらに割く時間が増えてきて、動画から離れてしまうんじゃないかと考えるところだけれど、洸平は違うらしい。
「あいつ言ってたろ? 花子ちゃんが動画にすごく興味を持ってるって」
「そういやそうだったな」
 あの花子ちゃんが本当に動画に興味を持っているかどうか怪しいところだったけれど、ここまで克彦と一緒にいるのだから本当のことなんだろう。
「ってことは、花子ちゃんを動画撮影に誘うことができるかもしれないってことだ!」
 明暗を思いついたとばかりで手をポンッと打ち付ける。
「花子ちゃんを?」
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